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移住2年目で感じる田舎暮らしの率直な感想(2)

自然や人とのつながり、災害への強さなど田舎暮らしには多くの魅力があり、挑戦する価値があります。
移住2年目で感じる田舎暮らしの率直な感想(2)

移住経験者が語る田舎暮らしのメリット・デメリット

今回も前回に続き、移住して時間が経つにつれて感じた田舎暮らしのメリット、デメリットということで、率直な感想をお伝えしたいと思います。

子供が自然の中でのびのびと遊べる環境

よく言われることですが、やはり田舎は子育てをする環境にも恵まれていると言えると思います。

子供たちが自由に遊べる環境が整っており、公園を探さずとも、山、川、海など、自然の中でさまざまな体験ができるため、創造力や冒険心が育まれます。また、虫や鳥、家畜だけでなく、イノシシや鹿などの野生動物が身近にいることで、命の大切さを感じる機会もあるように思います。

さらに、田舎では地域の人々とのつながりが強く、子どもたちは多くの大人に見守られながら育つような環境が今も残っています。

ご近所の人と挨拶を交わし、祭りや地域行事などに参加することで、地域社会や人との関わりを学び、協調性や思いやりの心を育むこともできるのではないかと思います。

一方で、都会と比べると遊びや習いごとの選択肢が限られることや、保育や教育機関、習いごとへのアクセスが不便に感じることもあります。

しかし、自然を活かした学びや遊び、のびのびと過ごせる時間の価値を実感できることを考えると、子育てに何を優先するかによりますが、田舎暮らしには大きなメリットがあるように思えます。

コミュニティの絆が強まる田舎ならではの魅力

子どもに限った話ではなく、田舎の生活は大なり小なり地域社会とのつながりを持ち、それを深める必要が出てきます。人付き合いの苦手な方もいるかもしれませんが、このようなコミュニティのおつきあいは、孤独感を軽減し、安心感をもたらす要素にもなることもありますので、その辺りは郷に入りては郷に従えで、ご自分のペースでチャレンジしてみるのも良いかと思います。

地域のお祭りやイベントなどに参加してみると、住民同士の交流も自然にできることも多いと思いますし、友人や知人が増えると、生活に良い変化もあると思います。(私にはありました!)

田舎ならではの温かさと人とのつながりは、単に生活するだけ以上の価値や、都会の生活では感じられない心豊かな日常を実現する手助けをしてくれるのではないかと感じます。

 

草刈りは日常。冬以外は月2回の草刈が必須。

意外と大変な草刈田舎暮らしでは、周辺の環境を保つため、防犯やいたずらの防止などの目的で、草刈りを定期的に行う必要があります。エリアによりますが、冬以外は月に2回の草刈りが必要になると思います。

これが思った以上に手間のかかる作業で、初めは新鮮な経験として楽しんでいましたが、時間が経つにつれてその作業が日常の負担となり、心の余裕をなくしてしまうことも。

というのが、草刈りの際は道具や器具の管理も必要なため、これにかかる手間やコストも地味に負担となるんです。

なので、ゆったりとした生活を期待して移住したのに、逆にこうした日常作業にストレスを感じる人もいるかもしれない、ということなのですが、これは田舎暮らしの理想と現実のギャップを実感する部分かもしれませんね。

私自身はこういった作業も比較的嫌いではないので、草刈り機の刃をいろいろ変えてみたりして楽しみながら作業しています。

コメ不足でわかった食料自給や災害への強さ

草刈りなどでは自然の厳しさを恨めしく思ったりもする田舎暮らしですが、最近のコメ不足のニュースなどを見るにつけ、これまであまり考えたこともなかったのですが、田舎暮らしが食料安全保障にも直結していることに気づかされました。

私の住むエリアは都会に比べ生産地に近く、人口も少ないこともあり、コメ不足のニュースが世間を賑わす中、地元のスーパーでは安定してお米が販売されていました。地元の方と交流する中で、自宅でコメを作っている方が多いことは知っていましたが、今回、田舎の底力(?)を改めて実感しました。

そう考えると、自宅でも野菜を育てられる田舎暮らしは、災害時などの食料自給という点でも食費を抑える点でも大きな利点となることは間違いないと思います。実際、私も地域の知り合いや地元の農家さんからも食材の確保ができるため、非常時にも安定した食生活を送ることができやすいと思います。

私自身も夏にきゅうりを栽培したのですが、割と簡単でたくさん収穫でき、すごく助かりました。

また、災害という意味で言うと、我が家には下水が通っていないため、浄化槽と呼ばれる設備を設置しています。簡単に言うと自宅の駐車場の下に埋めたタンクで家庭の排水や汚水を分解・浄化する装置で、下水道が必要ありません。

つまり、事故や災害などでどこかの下水管が止められても、我が家では風呂もトイレもキッチンも使えるということです。

ガスも都市ガスではなくプロパンガスですから、残量がある限りは通常の生活が続けられます。水道は山の水を汲んできて煮沸すれば使えると思いますし、最近ではプロパンガスやカセットボンベで発電もできるので、発電機か太陽光システムがあれば、震災などの災害が起こってもしばらくは生活できそうです。

 

田舎暮らしは大変なこともあるがメリットも大きい

そう考えると、田舎暮らしには心の平穏や自然との触れ合い、子育ての環境や地域コミュニティとの絆、さらには災害時の安全保障など、多くのメリットがあります。これらの要素は生活の質を高め、豊かな人生を送るための大きな要素のひとつと考えられます。

もし、心の安らぎや新しいライフスタイル、また最近頻発する災害に対する備えを求めているのであれば、今からでも遅くないので、移住でも二拠点生活でもいいので、田舎暮らしを真剣に考えてみてはいかがでしょう。

都会育ちの方には様々な困難や問題も起こるかもしれませんが、挑戦する価値は十分にありますし、最近では低コストで始める方法も色々とありますので、ご自分なりの田舎暮らしを実現してみてください。

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