都会からの移住でも安心。下水が無くても快適・奇麗なトイレが可能
田舎への移住や2拠点生活を考えるとき、多くの方が気になるのがトイレ事情ではないでしょうか。
実を言うと、移住を検討して調べるまでは私もトイレについて少し不安を感じていました。特に下水道が整備されていない地域では、「快適に使えるトイレが作れるのだろうか」とか、「昔ながらの怖いトイレが嫌だ」と心配される方も多いと思います。
しかし、安心してください。現在は浄化槽を活用することで、下水がなくても都会と同じような清潔で快適なトイレ環境を実現できます。ここでは、移住や田舎暮らしを検討している方に向けて、浄化槽の仕組みや管理方法についてわかりやすく解説します。
浄化槽とは?
浄化槽は、下水道が整備されていない地域で生活排水を処理するための設備です。家庭から出る汚水(トイレや生活排水)を溜め、内部の微生物が汚れを分解し、きれいな水を放流します。
浄化槽は家を建てるときに地中に埋めるので、外観を損ねることもありません。ただし、メンテナンス用にマンホールのふたのようなものが2つほど必要なのと、微生物の働きを助けるため空気を送るポンプが必要です。
浄化槽には以下の2種類があります:
- 単独浄化槽:トイレの排水のみを処理するタイプ。現在では新設が制限されており、主に古い住宅で見られます。
- 合併浄化槽:トイレだけでなく、キッチンや浴室からの排水もまとめて処理するタイプ。現在の主流であり、環境への配慮がされています。
浄化槽を設置することで、田舎暮らしでも安心して快適な生活を送ることができます。
浄化槽のメンテナンス
浄化槽は、適切な管理とメンテナンスを行うことで長く清潔に使い続けることができます。以下に主なメンテナンス内容を挙げます:
- 定期検査と清掃
- 定期的に水質に問題がないか、浄化設備に問題がないかの検査を受ける必要があります。また、浄化槽内に溜まる汚泥(汚れの塊)を通常は年1回程度抜き取る清掃が必要です。これを怠ると悪臭や機能低下の原因になります。
検査費用は私の契約している会社さんで年間1万6千円ほど。
検査結果で抜き取る清掃をするほど汚れていないということで、1年半ほど抜き取りの清掃は行っていません。
下水利用料をとられない分メンテナンス費用がかかります。
- 定期的に水質に問題がないか、浄化設備に問題がないかの検査を受ける必要があります。また、浄化槽内に溜まる汚泥(汚れの塊)を通常は年1回程度抜き取る清掃が必要です。これを怠ると悪臭や機能低下の原因になります。
- 適切な使用方法
- 浄化槽内の微生物が汚水を分解するため、殺菌剤や大量の油分を流すことは避けましょう。説明書に沿った使い方を心掛けることが大切です。
- 法定検査の受検
- 浄化槽は法律で年1回の定期検査が義務付けられています。この検査により、適切に機能しているかを確認します。
法定検査にも費用がかかります。一般的な家庭で確か6千円ぐらい。人数や設備の規模によって変わります。
- 浄化槽は法律で年1回の定期検査が義務付けられています。この検査により、適切に機能しているかを確認します。
移住や田舎暮らしで浄化槽を設置する場合の費用と補助金
- 設置費用と補助金
浄化槽の設置にはそれなりに費用がかかります。設備の費用に含め埋設して設置するための費用やそこまでは移管を引く費用など。規模にもよりますは私の家で30万ぐらいだったかと思います。 - 補助金
浄化槽の設置には費用がかかりますが、自治体によっては補助金が出る場合があります。移住支援制度と合わせて確認すると良いでしょう。
まとめ
「移住」や「田舎暮らし」を始める際に気になるトイレ事情も、浄化槽が設置されていれば都会とさほど変わりなくきれいなトイレが実現します。